エネルギー影響
別名: 12時間の電力、平均エネルギー影響
結論
“エネルギー影響”は、アプリがいまどれだけのエネルギーを使っているかを表す相対的な指標で、アクティビティモニタの“エネルギー”タブに表示されます。低いほうが望ましく、ワットのような単位はありません。
“エネルギー影響”は、同じMac上のアプリ同士を比べるためのものです。CPU使用率以外の要素も反映されるので、“% CPU”がそれほど高くないアプリでも、Macを頻繁にスリープから起こしたり、グラフィックスチップを働かせ続けたりしていれば上位に来ることがあります。
Macのノートブックでは、“エネルギー”タブに“12時間の電力”も表示されます。Appleの説明では、過去12時間、またはMacの起動以降の、アプリのエネルギー影響の平均です。1日を通してバッテリーを減らしているアプリを見つけるには、リアルタイムの数値よりもこの列のほうが役に立ちます。
このページの内容
バッテリーを消費しているアプリを見つける方法
アクティビティモニタを開いて“エネルギー”タブをクリックします。“12時間の電力”で並べ替えると、時間をかけて最も多くのエネルギーを使ったアプリがわかります。次に“エネルギー影響”で並べ替えると、いまエネルギーを使っているものがわかります。
自分で使っていないのに両方の一覧で上位に出てくるアプリは、終了するか、アップデートがないか確認する候補です。
エネルギー影響がワット表示でない理由
Appleは“エネルギー影響”を相対的な指標としています。アプリの順位付けには便利ですが、消費電力として読んだり、別のMac同士で数値を比べたりするものではありません。
“エネルギー”タブのほかの列
“エネルギー”タブには、アプリがいまApp Nap中かどうかを示す“App Nap”と、アプリがMacのスリープを妨げているかどうかを示す“非スリープ”も表示されます。グラフィックスプロセッサが複数あるMacでは、アプリが高性能GPUを必要とするかどうかを示す列もあります。
エネルギー影響の数値を決める要素
Appleの開発者向けガイドによれば、“エネルギー影響”はアプリがどれだけ効率的に動いているかに基づいていて、CPU使用率、ネットワークの動作、ディスクの読み書きなど、いくつもの要素が含まれます。そのため、“% CPU”が同じ2つのアプリでも、スコアが大きく違うことがあります。
Appleは計算式を公開していません。この数値は測定値ではなく、自分のMac上での順位として扱いましょう。
エネルギー影響と12時間の電力を組み合わせて読む方法
リアルタイムの数値と12時間の平均は、それぞれ別の問いに答えます。両方を見れば、そのアプリが本当にバッテリーの問題なのか、一時的な集中処理なのかがわかります。
- いまは高いが12時間では低い: ページの読み込みやファイルの同期など、一時的な集中処理です。たいていは何もしなくて構いません。
- いまは低いが12時間では高い: アプリが以前に重い処理をしていました。ビデオ通話や書き出しなど、何に使ったかを思い出しましょう。
- 使っていないのに両方とも高い: バッテリーを消費しているのはこのアプリです。終了するか、アップデートするか、設定を変えましょう。
エネルギーを多く使うアプリによるバッテリー消費を減らす方法
- アクティビティモニタを開き、“エネルギー”タブをクリックして“12時間の電力”で並べ替えます。
- 上位にあって不要なアプリは、作業内容を保存して終了します。
- Webブラウザでは、ビデオを再生したり、アニメーションが動いたり、自動で再読み込みしたりするタブを閉じます。
- “App Nap”の列を確認します。隠れているのに一度もApp Napにならないアプリは、バックグラウンドで動き続けています。
- 低電力モードをオンにします。“アップルメニュー > システム設定 > バッテリー”を選び、“エネルギーモード”で“低電力モード”を選びます。Appleによれば、エネルギー消費を抑えてバッテリー駆動時間を延ばします。
- 開発者はアップデートでエネルギーの問題を直すことがよくあるので、macOSとアプリを最新の状態に保ちましょう。
ターミナルでエネルギー消費を確認する方法
sudo powermetrics --samplers tasks --show-process-energy -n 1は、サンプルを1回取り、プロセスごとのエネルギー影響の数値を表示します。管理者パスワードを求められ、デフォルトのサンプルの長さである約5秒かかります。データを読み取るだけで、何も変更しません。
Apple自身のpowermetricsのマニュアルでは、電力の数値は推定値であり、1台のMacでアプリを比べるには役立つものの、別のMac同士を比べるものではないと注意しています。
よくある質問
エネルギー影響はどのくらいなら問題ない?
相対的な指標なので、決まった良し悪しの値はありません。アプリ同士を比べて、使っていないのに高い値のままのものを探しましょう。
アクティビティモニタの“12時間の電力”とは?
過去12時間、またはそれより最近にMacを起動した場合は起動以降の、アプリのエネルギー影響の平均です。Macのノートブックで表示されます。
エネルギー影響が大きく変動するのはなぜ?
更新のたびに、アプリがそのとき何をしているかが反映されるからです。ページの読み込み、ビデオの再生、同期などで数秒間跳ね上がり、その後また下がることがあります。
使っていないアプリのエネルギー影響が高いのはなぜ?
アプリがバックグラウンドで、同期、メッセージの確認、Webページの実行などの処理を続けているからです。ウインドウを隠してもその処理は止まらず、App Napの対象外になっているアプリもあります。
エネルギー影響は、アプリが使ったバッテリーの割合?
いいえ。単位のないスコアで、バッテリーの割合ではありません。同じMac上でアプリ同士を比べるのに使いましょう。
デスクトップ型のMacでもエネルギー影響は重要?
減らすバッテリーがないので、重要度は下がります。それでも、リアルタイムの数値を見れば、どのアプリが熱やファンの音の原因になっているかがわかります。“12時間の電力”の列は、Macのノートブックでのみ表示されます。
関連項目
詳しい手順: Macのバッテリーを消耗させているもの。
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