kernel_task
結論
kernel_taskは、アクティビティモニタに表示されるmacOSのカーネルです。役割の1つがCPUの温度管理で、プロセッサが熱くなりすぎると、kernel_taskがCPU時間を占有し、CPUを最も酷使しているプロセスが使える分を減らします。
kernel_taskはアプリでもマルウェアでもありません。macOSの中核部分で、カーネル自体が使っているCPU時間とメモリを確認できるように、プロセスのリストに表示されています。少量のCPUを安定して使っているのは正常です。
kernel_taskのCPU使用率が大きく跳ね上がるのは、たいてい熱の原因ではなく、熱への反応です。Appleはこれを冷却のための仕組みと説明しています。kernel_taskはCPUを激しく使っているプロセスがCPUを使いにくくし、温度が下がると自然に手を引きます。
このページの内容
kernel_taskのCPU使用率が高い理由
CPUが熱くなると、macOSはほかのプロセスが使えるプロセッサ時間を制限します。アクティビティモニタでは、これがkernel_taskのCPU使用率の高さとして表れます。本体を触って熱く感じなくても、プロセッサにとっては熱すぎることがあり、同時にファンの回転が上がる音が聞こえることもあります。
つまり本当の問題は、何がCPUを熱くしたのかです。たいていはほかのアプリやプロセスが負荷をかけていて、そこに暑い部屋、柔らかい場所に置いたノートブック、ふさがれた通気口が重なることもあります。
下げる方法
アクティビティモニタで“CPU”タブを開き、“% CPU”で並べ替えます。kernel_taskは無視して、その次にあるものを見ます。不要なアプリが上位にあれば終了します。終了できなければ“強制終了”を使います。
次に、Macが冷えるようにします。通気口をふさがず、硬くて平らな場所で使い、直射日光や暑い部屋を避けます。温度が下がれば、kernel_taskの使用率も元に戻ります。
kernel_taskを終了できない理由
kernel_taskはオペレーティングシステムそのものなので、終了するものがありません。アクティビティモニタでは止められず、無理に止めようとすればMac全体が落ちるだけです。代わりに、熱と負荷の高いプロセスに対処しましょう。
Macを熱くしているアプリを見つける方法
kernel_taskは反応しているだけなので、大事なのはそれが何に反応しているかを見つけることです。アクティビティモニタなら数ステップでわかります。
- “アプリケーション”フォルダの“ユーティリティ”からアクティビティモニタを開くか、Spotlightで検索して開きます。
- “CPU”タブをクリックし、“表示” > “すべてのプロセス”を選んで、バックグラウンドのプロセスも表示されるようにします。
- “% CPU”の列見出しを、最も高い値が一番上に来るまでクリックします。
- kernel_taskは飛ばして、その次の数行を読みます。しばらく上位に居続けているアプリやプロセスが、熱の原因である可能性が高いです。
- “ウインドウ” > “CPUの履歴”を選び、負荷が一定なのか断続的なのかを確認します。途切れない壁のような負荷は、休まず動き続ける1つのプロセスを示しています。
- 見つけたアプリを終了し、その後の数分間kernel_taskを見守ります。CPUが冷えるにつれて下がるはずです。
kernel_taskの普通の状態と気にすべき状態
普通: kernel_taskはCPUのリストの下のほうで少量を安定して使い、書き出し、ビルド、ゲームなどの重い作業中に一時的に上がる。メモリの数値もほとんどのアプリと比べて大きいですが、オペレーティングシステム自体が保持しているメモリなので、それは想定どおりです。
確認する価値あり: 軽い作業しかしていないのに、kernel_taskが長時間CPUのリストの上位に居続け、ファンの音が大きく、何もかもが遅く感じる。このパターンは、まだ見つけていない何かのせいでCPUが熱くなっていることを意味します。
- CPUを使い続けているアプリやバックグラウンドのプロセス。たとえば、固まったブラウザのタブ、同期ツール、終わらないビルドなど。
- ふさがれた通気。たとえば、ベッド、クッション、膝の上に置いたノートブックなど。
- 暑い部屋や、Macに当たる直射日光。
- ファンのある古いMacの通気口にたまったほこり。
- ビデオの書き出しやコンパイルなど、終わるまでにただ時間がかかる長く重い作業。
kernel_taskに対してやってはいけないこと
強制終了しようとしないでください。また、kernel_taskによるスロットリングを止めるためにシステム整合性保護を無効にしたり、システムファイルを移動したりするよう勧めるガイドに従わないでください。こうした手順はMacのセキュリティを弱め、たとえうまくいったとしても、CPUが熱くなりすぎるのを防ぐ保護を取り除くだけです。
ある一瞬だけで判断するのもやめましょう。大きな作業中に一度だけ高い値が出るのは正常です。数分間の傾向と、同時にほかに何が忙しいかを見ます。
よくある質問
kernel_taskはウイルス?
いいえ。kernel_taskはmacOSのカーネルで、オペレーティングシステムの中核です。すべてのMacで動いています。
kernel_taskのCPU使用率が高いのはなぜ?
ほとんどの場合、CPUが熱すぎるからです。macOSは温度が下がるまで、kernel_taskを使って負荷の高いプロセスにプロセッサ時間を渡さないようにします。負荷をかけているほかのアプリを探しましょう。
kernel_taskを強制終了できる?
いいえ。カーネルなので終了できません。負荷の高いアプリを終了してMacを冷ませば、kernel_taskのCPU使用率は自然に下がります。
kernel_taskのメモリ使用量が多いのはなぜ?
kernel_taskの“メモリ”の数値は、ドライバを含むmacOS自体が使っているメモリです。数値が大きいのは正常で、何かを終了しても減らせません。MacのRAMが足りているかどうかは、“メモリ”タブの“メモリプレッシャー”のグラフで判断しましょう。
kernel_taskが高いのはMacが故障しているということ?
いいえ。たいていはCPUが熱く、macOSがそれを守っているということです。通気がよく、負荷の高いアプリもない軽い使い方でも起きるなら、Appleサポートに連絡してMacを点検してもらいましょう。
Macを使っていないのにkernel_taskがCPUを使うのはなぜ?
インデックス作成、バックアップ、同期など、まだ動いているバックグラウンドのプロセスを探しましょう。Macを使っていない間も、こうした処理でCPUが温まることがあります。アクティビティモニタで“表示” > “すべてのプロセス”を選ぶと、それらのプロセスがリストに表示されます。
関連項目
詳しい手順: Macのファンがうるさい原因。
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