ガイド/MacでRAMを解放する方法

MacでRAM(メモリ)を解放する方法と、その必要がないとき

Atta 🐬

Vitalsの創業者

公開日

結論

MacでRAMを解放するには、アクティビティモニタを開いて“メモリ”をクリックし、“メモリ”の列で並べ替えて、一番上のアプリを終了するか開き直します。多くのメモリを使うのは、ブラウザ、チャットアプリやコードエディタ、仮想マシン、Docker、ローカルのAIモデルです。まずはタブの下部にある“メモリプレッシャー”を確認しましょう。緑なら解放するものはありません。macOSは余ったメモリをファイル用に使い、アプリが必要とした瞬間に明け渡すからです。メモリクリーナーアプリやsudo purgeは役に立ちません。Mac用システムモニタのVitalsなら、ヘルパーも含めた各アプリのメモリを表示し、メモリ使用量が増え続けるアプリがあれば知らせます。

Macのメモリを解放する方法

  1. 01 アクティビティモニタを開き(⌘Spaceを押して名前を入力します)、“メモリ”をクリックします。
  2. 02 下部の“メモリプレッシャー”を見ます。グラフが緑ならここで終わりです。“使用済みメモリ”がどれだけいっぱいに見えても、メモリは足りています。
  3. 03 “メモリ”の列見出しをクリックして並べ替え、“表示” → “すべてのプロセス(階層表示)”を選んで、各アプリのヘルパープロセスがその下に並ぶようにします。
  4. 04 上位にあるアプリのうち、使っていないものを終了します。使っているアプリがいつもよりずっと大きくなっていたら、作業内容を保存して終了し、開き直します。
  5. 05 ブラウザでは、ブラウザ全体を終了する代わりに、いちばん重いタブを閉じるか再読み込みします。どれが重いかは、ブラウザ自身のタスク マネージャでわかります。
  6. 06 1分ほど待って、もう一度“メモリプレッシャー”を見ます。緑に戻り、“スワップ使用領域”の増加も止まっているはずです。

メモリを使っていたアプリを終了してもメモリプレッシャーが赤のままなら、Macを再起動します。固まったシステムプロセスが抱えているメモリは、ほかの方法では解放できません。

RAMの解放についてのアドバイスの多くは、見るべき数値を間違えています。“使用済みメモリ”が合計に近いのは、macOSの本来の動作です。誰も使っていないメモリは最近使ったファイルの保持に使われ、アプリが求めた瞬間に明け渡されます。重要なのは、アプリが求めるメモリを得られているかどうかで、それを示すのが“メモリプレッシャー”です。黄色や赤になるときは、たいてい1つか2つのアプリが大半を抱えています。下の表では、それぞれの解放方法を示しています。

メモリを抱えているものと解放方法

使っているもの解放方法確認する場所
タブをたくさん開いたブラウザ いちばん重いタブを閉じるか再読み込みし、Chromeでは“メモリセーバー”をオンにする ブラウザのタスク マネージャ
Slack、Teams、Discord、VS CodeなどWeb技術で作られたアプリ 使っていないときは終了するか、1日1回開き直す アクティビティモニタ → メモリ、“表示” → “すべてのプロセス(階層表示)”
Parallels、VMware Fusion、UTMの仮想マシン 使っていない仮想マシンはシャットダウンし、設定で割り当てるメモリを減らす アクティビティモニタ → メモリ
Docker Docker Desktopで“Memory limit”を下げるか、“Resource Saver”をオンにする docker stats
ローカルのAIモデル モデルをアンロードするか、それを実行しているアプリを終了する アクティビティモニタ → メモリ
メモリ使用量が増え続けるアプリ 終了して開き直し、アップデートする 1〜2時間の間の“メモリ”の数値

RAMを解放する必要がないとき

使われていないメモリは無駄なメモリです。macOSは最近使ったファイルを“キャッシュされたファイル”としてRAMに保持し、もう一度開くときにすぐ開けるようにしています。また、アプリが使っていないメモリは、ディスクに何かを移す前に圧縮します。どちらも使用中のメモリとして表示されますが、アプリが領域を必要とすれば、どちらも譲ります。

つまり、16 GBのうち15 GBを使用していても、メモリプレッシャーが緑のMacは健全です。メモリを解放しても、macOSがそのファイルを読み込み直す間、遅くなるだけです。メモリを解放するのは、作業中にメモリプレッシャーが黄色か赤になるときや、Macが遅くなって“スワップ使用領域”が増え続けるときです。

本当にメモリを解放できる方法

メモリはそれを求めたアプリのものなので、解放するにはそのアプリを通じて行います。

  • 使っていないアプリを終了します。Macでは、アプリの最後のウインドウを閉じてもアプリは動いたままのことが多いので、⌘Qを押して終了します。
  • 不要なブラウザのタブ、特にWebアプリやビデオを閉じます。重いタブの見つけ方はChromeのメモリ使用量が多すぎるときを参照してください。
  • システム設定 → 一般 → ログイン項目と機能拡張で、使わないアプリがログイン時に開かないようにします。
  • 仮想マシンやDockerに割り当てるメモリを減らします。どちらも、動いている間は割り当てた分を抱え続けます。
  • メモリリークのあるアプリを再起動します。いつも以上に使っていないのにメモリが増え続けるアプリです。アップデートすればリークが直ることもよくあります。

効果がないもの: メモリクリーナーとpurge

メモリクリーナーアプリやsudo purgeコマンドは、ファイルキャッシュを空にし、アプリのメモリをディスクに追い出します。数値は一瞬下がりますが、macOSは同じファイルやページを読み込み直し、それが終わるまでMacはかえって遅くなります。メモリを使っていたものは何も止まっていません。

アクティビティモニタでシステムプロセスを終了しても効果はありません。macOSがまた起動しますし、WindowServerやkernel_taskなど、その多くが大きいのは、アプリが頼んでいる仕事のせいにすぎません。

Macのメモリが本当に足りないとき

必要なアプリだけを開いて毎日の作業をしているのにメモリプレッシャーが黄色になるなら、その作業に対してMacのメモリが足りていません。AppleシリコンのMacのSSDへのスワップは速いので、黄色ならまだ使えます。赤になったり、アプリを切り替えるたびに止まったりするなら、そうはいきません。

AppleシリコンのMacのユニファイドメモリはチップの一部で、あとから増設できません。次のMacを買うまでは、同時に開くアプリを減らす、いちばん重いアプリを軽い代替アプリに替える、仮想マシン、Docker、AIモデルへの割り当てを減らす、といった選択肢があります。購入するときは、このMacのメモリプレッシャーを、どれだけ必要かの目安にしましょう。

Vitalsでできること

Vitalsは、ヘルパーも含めた各アプリのメモリを表示し、増え続けるアプリがあれば知らせます。

  • ヘルパープロセスを含めてアプリごとに1行。ブラウザやSlackも1つの数値で表示され、終了したときに戻ってくる量に近い値です
  • ブラウザをクリックすると、メモリがタブ、機能拡張、グラフィックス、ブラウザ本体に分けて表示。“コンテナ”タブでは、Dockerの各コンテナのメモリを表示
  • すべてのアプリのメモリを30日間記録。もともと大きいアプリなのか、増え続けているアプリなのかを見分けられます
  • アプリのメモリ使用量が増え続けたときと、Macのメモリが足りなくなったときに通知。最も多く使っている2つのアプリの名前も表示
  • お好みで、メニューバーに“使用済みメモリ”の代わりにメモリプレッシャーを表示

知っておくと便利なこと

  • Vitalsはメモリを解放したりキャッシュを消去したりしません。終了すべきアプリを示し、確認してから終了します。
Vitalsを購入 $9 発売記念期間は$9、その後は$29。14日間の返金保証付き。

よくある質問

MacのRAMをクリアするには?

アクティビティモニタの“メモリ”タブで上位にあるものから、使っていないアプリを終了し、重いブラウザのタブを閉じます。それでもメモリプレッシャーが赤のままなら、Macを再起動します。

Macがメモリを全部使っているのはよくない?

メモリプレッシャーが緑なら問題ありません。macOSは余ったメモリをキャッシュされたファイルで埋め、アプリが必要とすればすぐに返します。問題になるのは、メモリプレッシャーが黄色か赤のときだけです。

sudo purgeでMacのRAMは解放される?

ファイルキャッシュを空にするので、“使用済みメモリ”は一瞬下がります。そのあとmacOSがそのファイルを読み込み直すため、しばらくMacは遅くなり、どのアプリも以前より多くのメモリを使えるようにはなりません。

MacでRAMクリーナーアプリは効果がある?

ありません。アプリやmacOSがすぐにまた必要とするメモリを追い出すだけです。数値は1分ほどよく見えますが、Macが速くなるわけではありません。

Macに必要なRAMはどれくらい?

普段の作業でメモリプレッシャーが緑のままでいられる量です。ほとんどの人は16 GBで足ります。コンテナや仮想マシンを使う開発者や、ローカルのAIモデルを動かす人は、32 GB以上が欲しくなることが多いです。

Macのメモリをどのアプリが使っているかわかるアプリはある?

Vitalsは、ヘルパープロセスも含めた各アプリのメモリを表示して30日分を記録し、メモリ使用量が増え続けるアプリがあるときや、Macのメモリが足りなくなったときに通知を送ります。

用語集

ほかのガイド